哺乳類

メガテリウム

メガテリウムは、およそ500万〜1万年前の南アメリカ大陸に生息していた地上性ナマケモノの巨大属で、和名では「大懶獣(だいらんじゅう)」または「オオナマケモノ」と呼ばれます。全長5〜6m・体重3〜4トンとアジアゾウに匹敵する巨体を持ちながらナ...
哺乳類

スミロドン

スミロドンは、およそ250万年前〜1万年前の更新世に南北アメリカ大陸に生息していた大型の剣歯猫の属で、日本では「サーベルタイガー」の名で広く知られています。上顎から下向きに突き出た長さ28cmにも達する犬歯と頑丈な前肢が特徴です。大型草食獣...
哺乳類

ジャワトラ

ジャワトラは、インドネシアのジャワ島だけに生息していたトラの亜種で、1980年代に絶滅したとされます。バリトラよりやや大きく、スマトラトラと同程度の小型のトラで、雄でも体重100〜141kg程度でした。20世紀前半のジャワ島では急激な人口増...
哺乳類

バリトラ

バリトラは、インドネシアのバリ島だけに生息していたトラの亜種で、世界最小のトラとして知られていました。全長は雌でも211cm、体重100kg前後と、大陸のベンガルトラやアムールトラの半分ほどしかない小型のトラです。オランダ植民地時代のスポー...
哺乳類

カスピトラ

カスピトラは、かつてカスピ海沿岸のカフカスからアラル海周辺・イラン・アフガニスタン・中国新疆までの中央アジア一帯に分布していたトラの亜種です。体重200kgを超え、狭く数の多い縞と冬の長い頬毛を持つ独特の風貌で知られました。19世紀後半から...
哺乳類

クアッガ

クアッガは、南アフリカのカルー地方に生息していたサバンナシマウマの亜種で、頭と首だけが縞模様・下半身はほぼ茶褐色一色という独特の姿を持っていました。前半身はシマウマ・後半身はウマのようにも見える中間的な外見から、19世紀の入植者を強く惹きつ...
哺乳類

フクロオオカミ

フクロオオカミは、オーストラリアのタスマニア島に生息していた有袋類の大型肉食獣です。「袋を持つオオカミ」として収斂進化の代表例に挙げられ、背中の15〜20本の縞から「タスマニアタイガー」の別名でも知られてきました。かつてはオーストラリア大陸...
鳥類

リョコウバト

リョコウバトは、かつて北アメリカ大陸に約50億羽が生息していたとされる、鳥類史上もっとも多い鳥の一つでした。渡りの群れが空を覆い、太陽の光を数時間さえぎるほどだったといいます。しかし19世紀の商業狩猟と森林伐採により個体数は激減し、1914...
鳥類

シロチドリ

シロチドリは、砂浜や干潟で足早に走り回る小さな水辺の鳥です。三重県の県鳥に選ばれるほど日本人に馴染みが深く、外敵が巣に近づくと翼を引きずってケガをした振りをする「擬傷(ぎしょう)」でも知られています。近年は海岸開発などで数を減らし、環境省レ...
鳥類

ユリカモメ

ユリカモメは、日本の海岸や河川で冬に見られる小型のカモメです。頭は白く、目の後ろに黒い斑点、嘴と脚は鮮やかな赤。夏になると頭部全体が黒褐色に変わる特徴的な羽衣を持ちます。伊勢物語で在原業平が詠んだ「都鳥」は、このユリカモメを指すという説が有...
鳥類

アオゲラ

アオゲラは、日本の里山や低山の森林に留鳥として生息する中型のキツツキで、日本にだけ分布する日本固有種です。全長は約30cmで、翼と背中の緑色に光る羽衣・目立つ赤い顎線(あごせん)が印象的な鳥です。雄は頭のてっぺんまで赤く染まります。「キョッ...
鳥類

ゴイサギ

ゴイサギは、日本の河川や池・都市部の水辺でも普通に見られる中型のサギです。夜行性で昼間は樹上にじっと止まり、日が沈むと魚や両生類を狙って水辺に降りてきます。頭のてっぺんが黒く背は暗い青灰色、目は鮮やかな赤。醍醐天皇から「五位」の位を賜ったと...
鳥類

キジ

キジは、日本の里山や河川敷でよく見られる大型の地上性の鳥です。日本鳥学会が1947年に「日本の国鳥」として選定した種で、日本固有種として本州・四国・九州に分布します。雄は緑色に光る胴と目のまわりの赤い肉垂(にくすい)を持ち、雌は茶褐色で地面...
鳥類

ナベヅル

ナベヅルは、ロシア東部から中国東北部で繁殖し、冬に日本へ渡ってくる中型のツルです。全長は約1メートル、頭から首にかけて白く、体は鍋の煤(すす)のような灰黒色をしています。世界の個体数のおよそ8割から9割にあたる約1万4千羽が、鹿児島県出水平...
鳥類

イソシギ

イソシギは、日本各地の川岸や海岸で1年を通じて見られる小型のシギです。歩きながら尾をリズミカルに上下させる独特の動作と、白い眉のような模様が目印になります。ユーラシア全域で繁殖し、南はアフリカ・オーストラリアまで渡る、シギ類でも屈指の広い分...
甲殻類・軟体動物

イカ【総合】

イカは、タコと並ぶ頭足類の代表グループです。細長い胴の後端に三角形のひれを持ち、8本の腕と2本の触腕でエビや小魚を捕らえます。日本近海だけで50種以上が知られ、深海の巨大種から沿岸の小型種、発光や色変化で名高い種まで多様な暮らしぶりが見られ...
甲殻類・軟体動物

ヤリイカ

ヤリイカは、日本近海の沿岸に広く分布するイカ科の代表種です。細長く尖った槍のような体形が名の由来で、春の刺身や寿司ネタとして高値で扱われます。二型の雄が異なる交尾戦略を持つことや、神経科学のモデル生物として長く用いられてきた研究史でも知られ...
甲殻類・軟体動物

ホタルイカ

ホタルイカは、日本沿岸の深い海に暮らす小さな発光イカです。春になると富山湾に大群で押し寄せ、青白い光を放ちながら産卵に集まります。全身に散らばる約800個の発光器と、天敵から身を隠すための巧みな光の使い方で知られます。分類と学名分類階層界:...
甲殻類・軟体動物

ヒメイカ

ヒメイカは、日本の沿岸のアマモ場に暮らす、外套長わずか1〜2cmのごく小型のイカです。頭足類のなかでも最小級とされ、背中には粘着細胞が集まった小さな吸着装置を持ち、アマモの葉にぺったりと張り付いて身を隠します。獲物であるエビの体内へ口を差し...
甲殻類・軟体動物

コウイカ

コウイカは、日本近海の砂泥底に暮らす中型のコウイカ類です。外套膜の中に石灰質の「甲(cuttlebone)」を持つことが和名の由来で、東シナ海から関東以西の内湾に広く分布しています。市場では「マイカ」「スミイカ」「ハリイカ」「モンゴウイカ」...